俺が好きって認めれば?【完】
ばっっっかじゃないの…!?





私がいつ誘った!?


そもそも、誘ってる顔ってなに!?





いくらこういう事に疎い私でも意味は分かるけど、どうしてそんな捉え方をするのか理解不能なんだけど!





「勝手に変な勘違いしないでっ!私、そんな顔してないし、全くそんなつもりないからっ!」





「ふーん?」





必死な私とは対照的に、恭哉君は顔色一つ変えない。





これだからモテる男は…!





全ての女の子が自分のことが好きって勘違いしてるんじゃない?





ほんとっ…つくづく苦手なタイプ。





「じゃ、私帰るから」





これ以上ここにいるのもバカらしくなり、足早に部屋を出て行こうとした。
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