冷徹皇太子の溺愛からは逃げられない
「なんでそんなに頑ななんだ。俺ではお前を四六時中守ってはやれない。だから護衛をつけると言ったんだ」
「あなたに守ってもらいたいなんてこれっぽっちも思ってないわ!」
「何……だと?」
これにはウォルフレッドも癪にさわったようで、眉をひそめながら頬をひきつらせた。もうすでに論点の相違が生じているのでどちらかが冷静になって軌道修正を行わなければならないのだが、互いに頭に血が昇った状態ではどうしようもない。
ウォルフレッドはフィラーナの顔面に影が落ちるくらいに自分の顔を近づけ、冷たい視線はそのままにニヤリと笑う。
「この跳ねっ返り女。護衛どうこうの前に、まずはその生意気な口をどうにかしなければならなかったみたいだな」
「な、何をーー……っ⁉」
フィラーナの抗議の声は強制的に遮断されてしまった。正確に言うと、ウォルフレッドに呑み込まれてしまったのだ。
唇が柔らかいもので塞がれている事実に、フィラーナは驚愕して瞳を大きく見開く。抵抗することも忘れ、呆然としているとウォルフレッドにさらに強く唇を押しつけられた。
「ん……っ」
合わさった隙間から不意に漏れるフィラーナの吐息さえ拾い上げようと、ウォルフレッドは微妙に角度を変えて再び彼女のそれを塞ぎにかかる。
「あなたに守ってもらいたいなんてこれっぽっちも思ってないわ!」
「何……だと?」
これにはウォルフレッドも癪にさわったようで、眉をひそめながら頬をひきつらせた。もうすでに論点の相違が生じているのでどちらかが冷静になって軌道修正を行わなければならないのだが、互いに頭に血が昇った状態ではどうしようもない。
ウォルフレッドはフィラーナの顔面に影が落ちるくらいに自分の顔を近づけ、冷たい視線はそのままにニヤリと笑う。
「この跳ねっ返り女。護衛どうこうの前に、まずはその生意気な口をどうにかしなければならなかったみたいだな」
「な、何をーー……っ⁉」
フィラーナの抗議の声は強制的に遮断されてしまった。正確に言うと、ウォルフレッドに呑み込まれてしまったのだ。
唇が柔らかいもので塞がれている事実に、フィラーナは驚愕して瞳を大きく見開く。抵抗することも忘れ、呆然としているとウォルフレッドにさらに強く唇を押しつけられた。
「ん……っ」
合わさった隙間から不意に漏れるフィラーナの吐息さえ拾い上げようと、ウォルフレッドは微妙に角度を変えて再び彼女のそれを塞ぎにかかる。