【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら

きちんと整えていた髪が少し乱れ、深く体を埋めた部長は顔色もあまりよくなく、疲れているように見えた。

私は脱いだスーツをハンガーにかけ、少しでも休めればいいなと静かに冷蔵庫を開けた。

社会人になってこんな私でも自炊するようになり、今は大体のものを作れるようになったので、冷蔵庫の中にも食材や作り置きが入っていた。

ご飯も炊けてるけど、こういう時はやっぱりパスタとかおしゃれな物?

男の人に作ることなんてなかった私は、何を作るべきか悩んでいた。

「何悩んでる?」
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