【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
「会いたいけど、会いたくないそんな気持ちだったし、また傷つきたくなかったからな……。沙耶だって酷い態度だっただぞ」
自分の事を言われて、私も同じだった。と少し恥ずかしくなった。
「そうだね。たしかに」
誤魔化すように笑った私の後ろで、優悟君は切っていた漬物をひょいと口に入れた。
「あっ!つまみ食い」
こんなただの日常すら、幸せで仕方ない。
2人で顔を合わせて笑いあう。
「5年の日々を埋める勢いで一緒にいような」
その言葉に私は笑顔で頷いた。