【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら

あの日以来、休日はほとんど一緒に過ごすようになった。
甘くて、優しくて昔のような優悟君に私は幸せだった。

「沙耶。久しぶりに今日はご飯行かない?」

もう少しで仕事も終わりという所で、友里に話しかけられて私は振り向いた。

今までの事は簡単には話していたが、なかなかゆっくりと話す時間も、私の中に余裕もなかったため、私としても嬉しいお誘いだった。

「うん」
ニコリと笑った私に、友里もうれしそうに微笑んでくれる。

「沙耶がさ、最近幸せそうだし、私もお裾分けしてもらおうかなって」
こそっと私に言うと、ポンと私に肩を叩いた。
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