【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら

「うーん、別に普通だと思うよ。優しいし」

「そうなんだ。どSか甘々のどちらかだと思ったんだけどな」
満ちゃんも言っていたが、どうしてどちらかになるのだろう?

確かに甘いことは間違いはないけど……。
苦笑した私を見て、友里は言葉をつづけた。

「まあどっちでも沙耶が幸せなら、まあいっか」
ニコリと笑った友里には、心にくすぶる不安を言えずにいた。

「ねえ?それで?再会してからどう?」

「え?何が?」
キョトンとした私に、友里は酔っているようでうふふと笑い声をあげた。

「だから、昔より燃えた?」
何の事かすぐわかり、私は顔が熱くなった。

「いやだ、沙耶。かわいいー」
きゃきゃ笑う友里に、私は小さくため息をついた。

「友里、飲みすぎ。大丈夫?」

「大丈夫大大丈夫!だって、なんか今日は嬉しくって」
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