【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
え?
そんな事を言っていたのだろうか?
今思えば、子供のままごとのような生活をしていた私達。
優悟君も私もバイトをして、小さな1Kの私と優悟君のどちらかの家で小さなベッドで眠る毎日だった。
その中で私はそんな事を言ったのだろう。
まさか……。
「もしかして、その言葉を気にしていた?」
私の言葉に優悟君は小さく頷いた。
「あの頃は、そうなるといいなって思ってた。経営は兄貴に任せておれは沙耶とそう言う家庭を気づくんだって。子供だった」
「でも……」
ここで言葉を止めた優悟君は、小さく息を吐いた。