【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
「なに?どうしたの?」
問いかけた私の手をそのまま引くと、優悟君はどこかへと私を連れて行くようだった。

メゾネットになっているコテージのはかなり広く、リビングには暖炉などがありとてもおしゃれな雰囲気だ。
そのリビングを通り越して、階段で2階へと連れていかれる。


「優悟君?」
どこへ行くのか聞きたくて、声をかけた私に優悟君は「お楽しみだよ」と教えてくれない。

「ほら」
そう言って木製の大きなドアを開けると、そこにはプールにような大きな露天風呂だった。

「うわー!すごい」
満点の星空の下のお風呂はすごく幻想的で、飾られたキャンドルが揺れていた。
何も考えずに声を上げて、喜ぶ私だったかすぐそばで服を脱ぎだした優悟君にドキッとして目を逸らした。
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