【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
「ご飯にするよね?」
そう言いながら、ご機嫌に洗濯物を置きに行こうとする沙耶の手を後ろから引く。
ドサッと洗濯カゴが落ちた音がするが、お構いなしに俺は沙耶を抱き寄せた。
言葉に、小さくため息をついた。
もちろん、そして沙耶の唇を少し強引に奪う。
「んっ……」
鼻から抜ける甘い声に、俺は久しぶりの沙耶とのキスを深くする。
忙しくて、なかなかゆっくり沙耶を感じていなかったな。
そう思えば、沙耶もギュッと俺の首に手を回してくる。
唇を離して額をくっつけ、沙耶を見つめる。
「寂しかっただろ」
素直には認めないかな、と思いつつ、沙耶はじっと俺の瞳を見つめる。