【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら


すると同時に、後ろから抱きしめられ、そのままキスをされた。

「ごめん、佐伯と関係のない場所に行きたかったんだけど、急だったから」

ゆっくりと唇を離すと、優悟くんが申し訳なさそうに言葉にする。

「なんで? 嬉しいよ」

会社の関係の場所だろうが、こうして私のために忙しい中、時間を作ってくれたうえに、
こんな素敵な場所に連れてきてくれただけで十分だ。

その気持ちを込めて、私も触れるだけのキスをして優悟くんに抱きつく。

久しぶりに、ゆったりとした気持ちで優悟くんに抱きしめてもらえて、幸せな気持ちが心の中に広がった。

「このままベッドに沙耶を連れて行きたいけど、せっかくここまで来たんだ。少し散歩にでも行こうか」

彼の言葉に、私もゆっくりと頷いた。
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