【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
それほど部屋数のあるホテルではないが、ショップやレストランなどがとても充実していて、まずそれに目を奪われる。
海が見えるラウンジにはグランドピアノが置いてあり、綺麗な女性が素敵な音楽を奏でていた。
非日常の世界に私が浸っていると、隣からクスリと笑い声が聞こえた。
「どうする? ホテルでゆっくりしてもいいし、少し歩けば観光地でたくさん店もあるけど」
どちらの提案も魅力的だが、せっかく来たのだからデートをしたいと私は後者を選ぶ。
「お送りしましょうか?」
支配人がいつの間にか私たちの元へと来ると、笑顔で声を掛けてくれる。
それを丁重に断ると、私たちは外へと出た。
お昼の時間は過ぎていたが、朝食が遅かったこともあり、私たちはどこかの店に入ることはせず、たくさんある食べ歩きの店を眺めながら歩いていた。
今でこそ優悟君のおかげで十分すぎる生活をさせてもらっているが、学生時代付き合っていたころは、本当にお互いお金がなかった。
バイトをして、コンビニで肉まんを買って半分こしたりしていたことを思い出す。
「こういうのも久しぶりに楽しいね」
売られていたご当地肉まんを購入し、私は半分にすると、それを彼に渡す。
海が見えるラウンジにはグランドピアノが置いてあり、綺麗な女性が素敵な音楽を奏でていた。
非日常の世界に私が浸っていると、隣からクスリと笑い声が聞こえた。
「どうする? ホテルでゆっくりしてもいいし、少し歩けば観光地でたくさん店もあるけど」
どちらの提案も魅力的だが、せっかく来たのだからデートをしたいと私は後者を選ぶ。
「お送りしましょうか?」
支配人がいつの間にか私たちの元へと来ると、笑顔で声を掛けてくれる。
それを丁重に断ると、私たちは外へと出た。
お昼の時間は過ぎていたが、朝食が遅かったこともあり、私たちはどこかの店に入ることはせず、たくさんある食べ歩きの店を眺めながら歩いていた。
今でこそ優悟君のおかげで十分すぎる生活をさせてもらっているが、学生時代付き合っていたころは、本当にお互いお金がなかった。
バイトをして、コンビニで肉まんを買って半分こしたりしていたことを思い出す。
「こういうのも久しぶりに楽しいね」
売られていたご当地肉まんを購入し、私は半分にすると、それを彼に渡す。