【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
「あの、リサさん、それは……」
私が言葉を言いかけると、部長が横から口をはさんだ。
「リサさん、まだあの時とグラタンとハンバーグありますよね?」
「優悟君、もちろんよ!今日はどっちにする?ああ、両方頼んで二人でいつもみたいにシェアしなさいね!サービスで沙耶ちゃんの好きだった、オムライスもつけるからたくさん食べてきなさい!」
うきうきしながら厨房へと入ってしまったリサさんに、私は「あっ……」と手を伸ばした。
その声はもちろん届かず、私は小さくため息をついて部長を見た。