君と永遠に続く恋をしよう
そんなのはまた今度でいいと言う彼に、私は貴方と付き合うなんて言ってない!と息巻いた。


「勝手に決めないで」


「別に勝手じゃないよ。賢也もきっと安心してる」


なぁ…と何に問いかける彼に唇を噛み、すくっと立ち上がってリビングを出る。ムカつきながら部屋へ向かおうとして、手に持ってるものに気づいて立ち止まった。



「…これ、生けないと駄目ね」


ビタミンカラーのミニブーケを無造作に持ち歩いてたのを思い出し、胸に抱え込むるようにしてキッチンへ向かう。

流しの前では母が楽しそうに料理の準備をしていて、私はそんな母の隣に並び、シンクの向かい側に置いてあるガラス花瓶に手を伸ばした。


「あら、どうするの?」


振り返った母が私に訊ね、手にしているミニブーケを見て目を見開いた。


「まあ可愛いブーケ。どうしたの?」


母は花が好きなものだから、即座にガーベラね…と言い当てる。

私は桜庭さんに頂いたと真実を述べるのが嫌で、「ちょっとね」と誤魔化しながらラッピングペーパーを開いた。


「枯れるといけないから、花瓶借りるね」


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