皇帝陛下の花嫁公募
アンドレアスは後ろ髪を引かれるような気持ちで、宮殿に戻った。
まだやるべきことが残っていたので、そのまま執務室へと向かう。いつも忙しいわけではないのだが、花嫁試験の場に衛兵として紛れ込んでいたので、皇帝の時間が奪われていた。
本当はリゼットともっと一緒にいたいし、彼女の心を掴む努力をしたい。彼女が花嫁試験の失敗を話すから、思わず元気づける羽目になってしまった。
アロイスとして彼女との絆を強くしたいのに、何故だか皇帝としての気持ちを話すのも、なんだかおかしな話だ。
とはいえ、試験を取り仕切っている者達に、試験内容を任せきりにしたのはまずかったかもしれない。
確かに、花嫁の条件として、子供の面倒を見られる女性がいいとは言ったが……。
孤児院の子供達を連れてくるのを許可したものの、子供を泣かせても試験のためにそのままにするなんて、リゼットの言うとおり可哀想な話だ。
だが、自分もあの場にいながら止めなかったのだ。衛兵の一人として紛れ込んでいることを、試験を取りきる側にも知られたくなかったからだが、上手く注意する方法もあったかもしれない。
リゼットが一番幼い子を抱き上げると、審査している女官達に敢然と立ち向かったのを見て、やはり自分の目に狂いはないと思った。
やはり彼女は自分の妃にふさわしい。
まだやるべきことが残っていたので、そのまま執務室へと向かう。いつも忙しいわけではないのだが、花嫁試験の場に衛兵として紛れ込んでいたので、皇帝の時間が奪われていた。
本当はリゼットともっと一緒にいたいし、彼女の心を掴む努力をしたい。彼女が花嫁試験の失敗を話すから、思わず元気づける羽目になってしまった。
アロイスとして彼女との絆を強くしたいのに、何故だか皇帝としての気持ちを話すのも、なんだかおかしな話だ。
とはいえ、試験を取り仕切っている者達に、試験内容を任せきりにしたのはまずかったかもしれない。
確かに、花嫁の条件として、子供の面倒を見られる女性がいいとは言ったが……。
孤児院の子供達を連れてくるのを許可したものの、子供を泣かせても試験のためにそのままにするなんて、リゼットの言うとおり可哀想な話だ。
だが、自分もあの場にいながら止めなかったのだ。衛兵の一人として紛れ込んでいることを、試験を取りきる側にも知られたくなかったからだが、上手く注意する方法もあったかもしれない。
リゼットが一番幼い子を抱き上げると、審査している女官達に敢然と立ち向かったのを見て、やはり自分の目に狂いはないと思った。
やはり彼女は自分の妃にふさわしい。