皇帝陛下の花嫁公募
「まず、お知らせがあります。明日の試験を終えて、最終候補が決まったら、明後日、皇帝陛下に謁見することが許されます。そして、陛下が直接、花嫁を選ぶでしょう。もし、自信がないというのであれば、ここでやめていただいても構いません」
ここまで試験を受けておいて、やめるという選択をする人はいるのだろうか。結果がダメだとしても、やるだけやったなら諦めもつくというものだ。
「このまま続けます」
「では……いくつか質問をしますので」
女官はこれまでの試験についての感想や、この宮殿についての感想を訊かれた。そして、この帝国をどう思うかを。
リゼットは思うままを答えていった。
ヴァンダーン帝国についてはあまり詳しく知っているわけではない。家庭教師から学んだこと、そして本で読んだだけの知識しかなかった。
ただ、帝都は予想以上に整った街並みで、活気のあり、人々が楽しそうにしていると思ったことを話した。すると、女官達は笑みを浮かべて、うなずき合った。どうやら好感を持ってもらったらしい。
「最後に……一番得意なことを教えてください。今まで試験で披露したことと同じでも構いません」
農作業とはさすがに言えない。それ以外で一番得意というと……。
「弓です」
「……弓ですって?」
ここまで試験を受けておいて、やめるという選択をする人はいるのだろうか。結果がダメだとしても、やるだけやったなら諦めもつくというものだ。
「このまま続けます」
「では……いくつか質問をしますので」
女官はこれまでの試験についての感想や、この宮殿についての感想を訊かれた。そして、この帝国をどう思うかを。
リゼットは思うままを答えていった。
ヴァンダーン帝国についてはあまり詳しく知っているわけではない。家庭教師から学んだこと、そして本で読んだだけの知識しかなかった。
ただ、帝都は予想以上に整った街並みで、活気のあり、人々が楽しそうにしていると思ったことを話した。すると、女官達は笑みを浮かべて、うなずき合った。どうやら好感を持ってもらったらしい。
「最後に……一番得意なことを教えてください。今まで試験で披露したことと同じでも構いません」
農作業とはさすがに言えない。それ以外で一番得意というと……。
「弓です」
「……弓ですって?」