皇帝陛下の花嫁公募
「お名前を伺えますかな? 御身分があれば、そちらも」
ペンを持ち、尋ねられて、二人の後ろに立つ女官が答えた。
「こちらはアマーナリア王国の第一王女、リーゼンティア・ミーゼン・メル・アマーナリア殿下でございます。お隣は王妃殿下であらせます」
女官はツンとした態度で彼らに身分の違いを思い知らせようと思ったらしいが、この男性達には通用しなかった。
「アマーナリア王国……とは? どちらにありましたかな?」
嫌味でも皮肉でもなく、本気で知らない様子だった。彼らの誰も知らないようで、リセットは心底がっかりした。
なんなとく、そんな気はしていたが、本当にアマーナリアがそれほど知られてないとは思わなかった。
女官はムッとしながら、反論した。
「失礼な! 今ではヴァンダーン帝国の一部となってしまいましたが、その昔は独立国だったのですよ!」
それでも首をひねる彼らは地図を持ち出して、尋ねてきた。
「どちらですかな?」
女官は地図を見るのが苦手なので、リゼットが自ら地図を指した。
「こちらです」
「おお! 本当にあった!」
ペンを持ち、尋ねられて、二人の後ろに立つ女官が答えた。
「こちらはアマーナリア王国の第一王女、リーゼンティア・ミーゼン・メル・アマーナリア殿下でございます。お隣は王妃殿下であらせます」
女官はツンとした態度で彼らに身分の違いを思い知らせようと思ったらしいが、この男性達には通用しなかった。
「アマーナリア王国……とは? どちらにありましたかな?」
嫌味でも皮肉でもなく、本気で知らない様子だった。彼らの誰も知らないようで、リセットは心底がっかりした。
なんなとく、そんな気はしていたが、本当にアマーナリアがそれほど知られてないとは思わなかった。
女官はムッとしながら、反論した。
「失礼な! 今ではヴァンダーン帝国の一部となってしまいましたが、その昔は独立国だったのですよ!」
それでも首をひねる彼らは地図を持ち出して、尋ねてきた。
「どちらですかな?」
女官は地図を見るのが苦手なので、リゼットが自ら地図を指した。
「こちらです」
「おお! 本当にあった!」