皇帝陛下の花嫁公募
リゼットは彼女達からその部屋を聞きだして、子供を抱いたままそちらへ向かった。孤児院の人達はいつも世話している子達のことを心配していたらしく、リゼットが入っていくと、一人が慌てて駆け寄ってきた。
「どうしたのですか? もしかして何か……」
「おむつが濡れているだけよ」
彼女はほっとしたように子供を抱き取った。すると、子供もグズグズ言いながらも、彼女に甘えだす。
「もしかしたら眠かったのかもしれないわね。試験はもうすぐ終わるそうだから、その子はこのままここにいさせるといいわ。どうせ、這い這いする子には誰も近寄らなかったから」
「まあ……。じゃあ、ずっとほったらかしだったんですね!」
彼女が手際よくおむつを替えると、すぐさま泣き止んだ。リゼットはにっこり笑い、その子の薔薇色のほっぺたを指先でつついた。
「ご機嫌になったのね。よかった」
さっきからずっと泣き続けていたので、リゼットは気になっていたのだ。おむつが濡れているせいだと判っても、泣きやむまでは、どこか具合が悪いせいではないとは言い切れない。
弟妹達の世話をしていて、理由は判らないけどグズグズ泣いているときがあった。そうしたら、後で熱が上がって、風邪をひいていたということが判ったのだ。
風邪ならまだいいけれど……。
重篤な病気という場合もある。
「どうしたのですか? もしかして何か……」
「おむつが濡れているだけよ」
彼女はほっとしたように子供を抱き取った。すると、子供もグズグズ言いながらも、彼女に甘えだす。
「もしかしたら眠かったのかもしれないわね。試験はもうすぐ終わるそうだから、その子はこのままここにいさせるといいわ。どうせ、這い這いする子には誰も近寄らなかったから」
「まあ……。じゃあ、ずっとほったらかしだったんですね!」
彼女が手際よくおむつを替えると、すぐさま泣き止んだ。リゼットはにっこり笑い、その子の薔薇色のほっぺたを指先でつついた。
「ご機嫌になったのね。よかった」
さっきからずっと泣き続けていたので、リゼットは気になっていたのだ。おむつが濡れているせいだと判っても、泣きやむまでは、どこか具合が悪いせいではないとは言い切れない。
弟妹達の世話をしていて、理由は判らないけどグズグズ泣いているときがあった。そうしたら、後で熱が上がって、風邪をひいていたということが判ったのだ。
風邪ならまだいいけれど……。
重篤な病気という場合もある。