MちゃんとS上司の恋模様
私の頭に触れていた須賀主任の手で上を向かされ、そのまま唇が触れた。
最初は啄むみたいな軽いキス。柔らかくて温かい感触を感じ、夢見心地になるのに時間はかからなかった。
ここがオフィスで、突然誰が入ってくるのかわからない。そんな危険な場所でのキス。
だけど、止まらなかった。キス初心者のくせして、すでにキスが気持ちがいいものだと須賀主任に教えこまれてしまっていた。
あの日のキスも、今日の指キスも、どれも心臓が破裂しそうなほどドキドキして、嬉しくて、気持ちが良かった。
だけど、こうして気持ちが通じ合ったあとのキスはより気持ちいい。
「っふ……んん」
思わず甘ったるい吐息が漏れてしまう。すでに膝もガクガクして力が入らない。
それがわかっていても、須賀主任はキスをするのを止めようとはしない。
キス、キス、キスのオンパレード。
今度は私の手を取り、昼間のように指に唇を押し当てていく。そのたびに、ブルッと淫らすぎる震えが背に走る。
やっと離れた唇は、私を甘く、そして危険に誘った。
「真琴。今日は帰れないって家に電話して」
私はそのまま小さく頷いたのだった。