不器用な彼女
「あら、私のシャンプーで喧嘩でもしたの?」なんてカツミは笑う。
詩織の話も親身に聞いてくれて、アドバイスもしてくれて、時には叱咤激励してくれたカツミが。。。裏切られた気分だ。

「あら、詩織チャン…目に涙なんて溜めちゃって…」

「カツミ、誤解を生むから…櫻井に話しても良いか?」

「仕方ないわね」






(えっ?)



カツミは詩織の手を取ると、その手をそっと股間に導く。


「やめろ!アホ!」

同時に社長の声と、



手のひらに感じる物体。




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