不器用な彼女

『ふぅん、社長、イケメンに磨きがかかったのか〜。是非見てみたいわ〜』

「もうビックリ!別人みたいなの!」

『やっぱり社長に恋してみなよ!尊敬から愛に変わるかも!』

尚美はどうしても詩織と社長をくっつけたいらしい。

「もー!意識しちゃうからやめてよー!私は仕事一筋なんだから!」

社長の話だけでなく、同僚が禿げてきたとか、電車の向かいの席に座っていた女の人のパンツが見えてたとからそんな下らない話で盛り上がり深夜の女子トークを終えた。


明日からいつも通り。

何もかも元通り。

疲れる時もあるけれど、一人前になる日を夢見て精一杯頑張らねばと自分に言い聞かせる。

大丈夫、大丈夫。



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