不器用な彼女
詩織を待ち疲れたのか、社長はリビングのソファーにパンツ一丁のまま寝ている。そう言えば疲れた様子だった。
軽くいびきなんてかいているし。

本当は叩き起こして蹴飛ばしてやりたいくらい。

社長は尚美に

“櫻井の事、ちゃんと、大事に思ってるから…もうちょっと見守っててもらえる?”

なんて宣言したくせに。
尚美にぶっ飛ばされる時がもう来たようだ。


詩織は自分の荷物を抱えると、静かに部屋を後にした。




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