元カレと再会した場合
朔は全然悪くない。
けど!私はこう言わないと朔は絶対に私をおんぶして第5選択室に連れてってくれない!!
ふっふっ、朔には悪いがここは黙っておんぶしてもらおーか!!
「悪いと思ってるなら…第5選択室までおんぶして!」
そうきたかと明らかに顔が引きつってる朔。
はっはっはっ、ヤンキー朔でもこれは断れないでしょ!!
「……あーもう、わかったわかった。」
乗れよ、と言って渋々かがんで私に背を向けてくれた。
「ありがと!」
そう言って朔の背中によじ登る。
「出発進行〜!」
「……はぁ…。」
さっきからため息ばっかりの朔の背中で、私は朔と一緒に第5選択室に向かった。