きみと、もう一度。
「指輪…ずっとしてるんだね」
ミナの目線が、私の左手の薬指に移る。
翔太郎からもらった婚約指輪は、もらったその日からずーっとつけたままだ。
「うん…どうしても外せなくて。これ外したら、翔太郎を裏切るような気がして」
「でも、つけたままでも前に進めないぞ?いいのか?」
「まだ…時間が必要なの。いつかは前に進めるように頑張るから」
外すことを忘れていたわけじゃない。
外すという考えがなかった。
「そっか。ゆながいいならいいんだけど。でも、次いい人が見つかっても、それつけたままだったら」
「しばらくは恋人とかいらないから、いっかな」
正直、今は恋愛しようという気にはならない。
もちろん、女の幸せとして結婚はしたい。
だけど今すぐじゃなくてもいい。
この指輪を外せる時がくるまで、そういうのはいい。
「ゆっくりでいいんだよ。ゆなのペースで。仕事は続けられそう?しばらく休みなんだよね」
「正直最近ミス続きで周りから哀れんだ目で見られるんだよね。環境的な意味で、この先どうなるかはわからないな…。仕事は好きなんだけどね」
「長期休み明けの仕事ほど絶望するものはねぇよな」
「そうそう。私なんてこの前部長にさ〜…---」
私たちの会話からすっと翔太郎が消えていった。
たぶんこれは、二人の優しさなのかもしれない。
ミナの目線が、私の左手の薬指に移る。
翔太郎からもらった婚約指輪は、もらったその日からずーっとつけたままだ。
「うん…どうしても外せなくて。これ外したら、翔太郎を裏切るような気がして」
「でも、つけたままでも前に進めないぞ?いいのか?」
「まだ…時間が必要なの。いつかは前に進めるように頑張るから」
外すことを忘れていたわけじゃない。
外すという考えがなかった。
「そっか。ゆながいいならいいんだけど。でも、次いい人が見つかっても、それつけたままだったら」
「しばらくは恋人とかいらないから、いっかな」
正直、今は恋愛しようという気にはならない。
もちろん、女の幸せとして結婚はしたい。
だけど今すぐじゃなくてもいい。
この指輪を外せる時がくるまで、そういうのはいい。
「ゆっくりでいいんだよ。ゆなのペースで。仕事は続けられそう?しばらく休みなんだよね」
「正直最近ミス続きで周りから哀れんだ目で見られるんだよね。環境的な意味で、この先どうなるかはわからないな…。仕事は好きなんだけどね」
「長期休み明けの仕事ほど絶望するものはねぇよな」
「そうそう。私なんてこの前部長にさ〜…---」
私たちの会話からすっと翔太郎が消えていった。
たぶんこれは、二人の優しさなのかもしれない。