きみと、もう一度。


「ゆなは実家でゆっくりしてるの?」


つまみの枝豆を箸でつつく。
ミナの昔からの癖というか、独特の食べ方。

絶対手で食べた方が食べやすいのに。


「まだ昨日帰ってきたばっかりだから、今のところはね」


その時ふと頭にリョウさんの顔が浮かんだ。
彼の存在を二人に話そうとは思わなかった。


やましい関係ではもちろんないけれど、ぺらぺら話すような関係でもまだない。



「そっか。まぁ、また俺らと都合つく日あったらこうやって飲もうぜ」


「うん、ありがとうね二人とも」


気の安らぐ場所って大切にしていかないとな。
失ってから気づくんじゃ遅すぎる。






その後もぐだぐだと懐かしい雰囲気の中会話が続いた。
いつのまにか3時間経っており、リョウさんと交わした約束のことが気になり始める。


私の予定が終わったら…って言ってたけど、何時に終わるかは言ってない。
連絡先も知らないし…本当にこの後会えるのだろうか。





なぜかあの公園に行けば会えるような、そんな気がした…----.





「私、そろそろ行くね。次の予定があるんだ〜」


私の一言でお開きになった。
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