花言葉
「よかった。とりあえず近くのカフェで落ち着こう」

「…うん」


そう言って少年は私の手を引いて道路の反対側にあるカフェまで連れて行ってくれた。

この少年こそがアラン·ノーランド

私たちの友情はここから始まった。


カフェで少し話をして、彼---アランが同じ学校の生徒である事がわかった。


それからは学校でも会えば話すようになり、放課後も休日も一緒に過ごすようになるまで、時間はそんなに掛からなかった。


今までの全てを打ち明け、人生をやり直したいと願った私をアランは応援してくれた。
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