夏が残したテラス……
俺は、調べれば調べるほど、ホテルへの愛着がわき、ホテルを手に入れたくなった。

それは、ただの興味ではなく、奏海への思いが強かったからだ。


もしかしたら、奏海の笑い声が戻るかもしれない。
きっと、奏海は、ホテルのテラスから海を見れば喜ぶだろう…… 
そして、梨夏さんの好きだったホテルが戻れば、奏海は自分の道を歩き出せるかもしれない……

 俺は、その時、奏海が感情を出せるために、喜ぶ事を探そうとしていた。

だが、そうでは無い事に気付いた時には、俺の感情も乱される事になるのだった。
< 130 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop