SOG&MJK☆〈完〉
母親はたしかに隼の名前を述べた。
そう、実は隼とは
中学の時知り合って、結構仲が良かった。
ただ…ちょっとした原因で俺たちの仲は
一気に壊れた。
「あたりめぇだよ。
あいつとは、縁が切れたんだよ」
「あ、そ。ならいいけど」
「ってか、何で俺が返さなきゃいけないわけ?」
俺は精一杯いつも通りを演じた。
勿論、鼓動は速いし
正直、全然平気じゃない。
「真咲は裕福な生活をしてたでしょ?
だから…その罰?」
俺は一気に怒りが出てきた。
だって、おかしいだろ?
裕福な生活した罰って意味分かんねぇじゃん。
そんなの、借金作った親が悪いんだろ?
俺は借金なんて知らなかったから
これでいいんだって思ったのに。