SOG&MJK☆〈完〉


「じゃーねー!」


「またいつか会おうな!!」


「絶対連絡するねー!」


あの後、


あたしは必死に涙を堪えた。


何人か泣いてる子はいた。


そんな中で、みんなで園歌を歌って。


全然覚えてない人もいれば


ちゃんと覚えてる人もいた。



久し振りにみんなで鬼ごっこなんかして、


笑顔が絶えなかった。



そして今。


あたし達はまだ幼稚園に残っていた。


夕焼けの光が


あたし達を照らしている。



ずっと沈黙だったけど、


それは嫌な沈黙じゃなくて


居心地のいい沈黙だった。
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