SOG&MJK☆〈完〉
「…ごめんな。」
沈黙を破ったのは真咲だった。
「今まで。虐めたり、嫉妬で怒鳴ったり…」
そうだよ、コイツは散々
あたしを傷つけたんだ。
正直な所、許してるわけじゃない。
でも、このままでいるのも嫌だったから。
「許さないよ。
でも…仲は壊したくはない」
それが答えだった。
もう少し前のあたしだったら…
こんな事は言えて無かったかもしれない。
でも…今は。
「ちゃんと、借金返して、
いい人になったら…許してあげる」
「…上から目線かよ」
プッとあたし達は笑ってた。
「…分かってる。
ちゃんと、裏の藤沢家の正体見つけて
借金返して…戻ってくる」
うん。信じるよ。
今回は…信じれる気がするんだ。