Sign of Love
「そういえばすごく使いやすいです、坂巻さんが作った新しい顧客管理システム。前のはただの名簿って感じだったけど、今は条件に合わせてのピックアップもしやすいし。本当に仕事が楽になったって、みんな言ってますよ」
「よかった。それならこっちの会社に転籍した甲斐もあったかな」
「あ」
昼間に栞那としていた話を思い出した。
坂巻さんは店員を呼び止めて、二杯目を注文した。グラスに残った残りのビールを飲み干して、ふっと息を吐き出した。
「実は最近さ、ITベンチャーで働いてる友達が二人出来たんだけど、やっぱり凄いんだよな。会社で直に案件を取って、企画から開発まで全部を担当できるみたいなんだけど。プロジェクト掛け持ちしても臨機応変に対応できるのもそうだし、設計にはひとつも無駄はないし、コーディングも綺麗で早い。社内SEとして保守をメインでやってると、技術的な面で差が開いていくのが不安でもあるんだけど――」
「でも……、坂巻さんだってすごいです!」
思わず言葉を遮ると、坂巻さんは目を丸くした。
「う、うん?」
「よかった。それならこっちの会社に転籍した甲斐もあったかな」
「あ」
昼間に栞那としていた話を思い出した。
坂巻さんは店員を呼び止めて、二杯目を注文した。グラスに残った残りのビールを飲み干して、ふっと息を吐き出した。
「実は最近さ、ITベンチャーで働いてる友達が二人出来たんだけど、やっぱり凄いんだよな。会社で直に案件を取って、企画から開発まで全部を担当できるみたいなんだけど。プロジェクト掛け持ちしても臨機応変に対応できるのもそうだし、設計にはひとつも無駄はないし、コーディングも綺麗で早い。社内SEとして保守をメインでやってると、技術的な面で差が開いていくのが不安でもあるんだけど――」
「でも……、坂巻さんだってすごいです!」
思わず言葉を遮ると、坂巻さんは目を丸くした。
「う、うん?」