願わくは、雨にくちづけ

「ベッドに行く?」

 座面の大きなソファは、大人ひとりが横になる余裕がある。
 立花は伊鈴の唇を食みながら、彼女の意思を訪ねた。


「……今日は、煌さんの誕生日だから、好きにして?」

 花束のサプライズとキスですっかり潤みきった瞳で、伊鈴は恥ずかしそうに答える。
 そして、この1年の間に、随分と大胆になった彼女に魅了された彼は、箍が外れた音を自分の中に聞いた。

 ゆっくりと伊鈴を押し倒し、キスをしながら彼女の肌に手を這わせる。
 途中で見つめ合い、言葉にできないほどの想いを視線に乗せた。

 今日まで幾度となく抱いて、味わい、愛し尽くした伊鈴を大きく揺らす。
 淫らに啼く彼女が愛しくて、どれだけキスをしても、穿っても足りない。

 薔薇の香りが漂う中、何度か彼女にピークをもたらした後、立花も身を震わせながら熱を放出した。

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