願わくは、雨にくちづけ

 ふたりが着ていたバスローブはベッドの端で既にぐちゃぐちゃになり、せっかくメイキングされていたのに、薄掛けの羽毛布団は半分もずり落ちている。


「はぁっ、はぁっ……」

 2度目の絶頂を迎え、伊鈴はしがみつく力も尽きかけていた。

 立花は彼女の乱れた髪を撫で、小刻みに震える内腿にキスをする。
 そして、気持ち程度の合間を置いたのち、息を切らして余韻に身悶える伊鈴に、果てを知らない自身をあてがった。

(本当にかわいいなぁ。もっと舐めまわしたくてたまらない)

 立花は、キスで絡めた舌を胸の飾りまで滑らせ、不意を突いて一気に繋がる。

「っ、あぁっ!」
「もう限界?」

 頷いて答えるも、突然入ってきた彼の律動は止まらない。
 3度目を迎えるのが怖くて、伊鈴は小さくかぶりを振った。

(そんな顔で見られたら、余計に止められなくなるって分かってないんだな)

 潤ませた目元を赤らめ、訴えてくる彼女が愛しくて、目尻からこぼれた涙を唇で掬う。

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