守りたい ただあなただけを


「さて、今にも小便漏らしそうな各長達よ。

改めて言うが明日から全国のイヌとネコを殺していく。

実行はここにいるカリマル師団長率いるハグワール自衛部隊が請け負う。

お前らも協力しろ。

長であるお前達が率先して余に忠義を示せば、民達も従うほか無いだろう?」


「「「「・・・・・・・」」」」



各長達も、今この場で繰り広げられた光景に目を疑っている様子だった。




「あ、そうだ忘れてた。
サイコ、殺れ。」

「・・・・・・・」



「・・リバル国王・・な・・なにをす・・ウゲッ」


「!?」


サイコが刀を横一線に振り、
ヴィックスの首をはね飛ばした。

会場中を悲鳴が包む。



「馬鹿はおだてるのが一番。
今日までご苦労だったなヴィックス。

サイコ、キラ。
今夜中にヴィックスの身内を全員殺しておけ。」


「・・・・・・・」
「御意。」



「・・・さて側近達よ。
余に従うな?」


リバル様が一番信頼していた筆頭側近ヴィックスが“見せしめ”として殺されれば、

残された側近達も抗う気が失せる・・
と言ったところか・・外道め・・!!


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