守りたい ただあなただけを


「エイダ・・・命の恩人に隠し事は良くありません。」


「!?」
「・・・・・・。」


俺達が話す背後から声が上がる。


振り向くと、布団に横になっていた連れの女が起き上がっていた。


「リューマ・・・。
助けて頂き・・ありがとうございます。」


「・・タフな子だな。
塩水を持ってくる。」


・・何か・・ワケアリのようだ。

ひとまず話を聞いてから考えよう。

刀を腰から外し、
男勝り女と共に布団の傍に座る。


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