守りたい ただあなただけを
「リューマ。」
「・・はい。」
「昨夜写真を見せた女性、見てないか?」
「俺も周りに行き交う人達を気にしてましたが、いませんでしたよ。」
「もうとっくにここを脱け出して、
辿り着いているのかもしれないな・・。」
「だったらソプラノの人達は喜ぶでしょうね。」
「・・・・・・ああ・・そうだな・・。
呼び止めて悪かった。稽古頑張れよ。」
ウィグさんに一礼して、再び前を向く。
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