守りたい ただあなただけを
「リューマ!」
・・・・・・・・・・・・?
教会の門を通り過ぎようとした時、
建屋の外側の小さな物陰から声が聞こえた。
門の中を通って敷地へと入る。
「良かった。2人共無事か。」
イズミとエイダもここに逃げ込んだ直後なのか、肩から呼吸を整えていた。
「リューマこそよくぞ無事で・・。
あいつは討ち取ったのか?」
「いや、完敗だ。誰かが助け船を出してくれたから逃げてきた。」
「・・そうか・・・。」
「あんなヤバい奴が王の手駒にいるとはな・・・。
・・止血は出来たか?」
エイダは着ていた布を破いて包帯代わりに巻いていた。
幸いにも傷口は浅そうだ。