守りたい ただあなただけを


通信を一緒に聞いていたセカンドが、

鉄砲を左手に持ち替えて、
右手で刀を抜いた。


「・・・私の後ろへ続いてください。」


「・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「・・・・・。」



「長の血を引くイズミがいる限り・・
ソプラノが在り続ける限り・・

・・ローゼ華撃団は不滅。」


「・・必ず・・王の首は取る。」



最後に笑みを浮かべたセカンドを先頭に、
再び大筒の弾が飛び交う一線へと走り出す。



< 388 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop