守りたい ただあなただけを
“ローゼ華撃団、突撃!!!”
最後にファーストの声が聞こえたと同時に、
雑音混じりになったイヤホンを耳から取る。
それはまるで・・
戦場に舞う蝶のようだった。
1台・・また1台と砲撃が止む。
ハグワール自衛部隊の連中も刀を抜く。
「行け!!!」
お腹から、足から、口から。
血を流したセカンドが最期に力強く俺達に言ってくれた。
彼女たちが切り開いた道を突破し、
王宮の中へと侵入する。