蒼い月と紅の灯火

こんな小さなことですぐに時間がたってしまうのか。
嬉しくて楽しいことだからいいけれど、少し寂しい。




「じゃあご飯作るね」




「いや、町に行こうか」




「え? 町で食べるの?」




「うん、蕎麦なんてどうかな」




「いくいく!」




蕎麦。里でも滅多に食べられなかった。
そんな食べ物も町では簡単に食べられる。




それに、他にも楽しいものがたくさんある。
たがら町は好きだ。
でも、今の気分は……。
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