蒼い月と紅の灯火
蒼兎を見送って一人になる。
寂しくないと言えば嘘だけれど。
一人で夜ご飯を済ませて風呂に入る。
「なんか、気持ち悪いな」
やはり、視線を感じる。
何者かが分からないのが怖い。
風呂を上がっても、視線は消えない。
一体何なのだろうか。
布団を敷いて横になる。
何故かとても疲れていて、視線は気にならなくなってきた。
「もう、寝よう……」
深い眠りに落ちる前に、少しだけ聞こえた。
「今がチャンスか」
そんな言葉が。