蒼い月と紅の灯火

後ろから突然抱き締められる。
あの時を思い出してドキッとする。




痕をつけられた、あの日。




「な、なにを……」




「随分強気だな」




「え……」




いつもと口調が変わったことにより、怖く感じる。
優しい蒼兎は正反対の……。
強引さ。




「随分動揺してるな、まぁ、面白いからいいけど」




すりすりと首元に顔を埋めてくる。
ドキドキが止まらない。
これは確実に悪いドキドキだ。
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