蒼い月と紅の灯火

「はぁ、こんな日が続くのか……」




憂鬱ながらにご飯を作って食べる。
ぼーっとしながら作ってたせいか調味料の分量を間違えた気がする。




けど、味は気にならなかった。




それくらい、心がそこになかった。
何も、見えなく、気にならないくらい。




それから全て終えて、布団に入る。
ひんやりとしたその感覚に、またゾッとする。




「寝れないよ、こんなの……」




眠気が何処かに行ってしまったらしく、目が冴えて仕方ない。




「散歩にでもいこうかな」




外は真っ暗。
月明かりだけが頼りの夜道。
というか、山道。
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