エリート部長の甘すぎる独占欲~偽装恋愛のはずでしたが!?~
定時の六時を迎え、椅子に座ったままうーんと身体を伸ばす。そんな私に、隣に座っていた露子が話しかけてきた。
「巴、今日ひま?」
「うん。なにもないよ」
「じゃあご飯行こうよ。ちょっと話したいことあってさ」
「わかった」
お互いに帰り支度をし、オフィスに残る部員に挨拶をしながらドアの方へ向かう。
例のガラス張りの小部屋に部長の姿はなかったけれど、オフィスを出る直前、ガラスの向こうの無人のデスクをなんとなく振り返った私は、“お先に失礼します”と心の中で呟いた。
露子とやってきたのは、会社から歩いて五分の場所にある、多国籍料理のお店。
アジアンテイストで可愛らしい内装と、スパイシーで美味しい料理、そして個室もあるのが魅力で、露子とガールズトークで盛り上がりたいときによく利用している。
今日も女性客でにぎわう店内の程よい喧騒の中を個室に案内され、いつもオーダーしているタイのビールで乾杯した。
ぷはっと気持ちよさそうに息を吐いた露子が、さっそく話を切り出す。
「巴、今日ひま?」
「うん。なにもないよ」
「じゃあご飯行こうよ。ちょっと話したいことあってさ」
「わかった」
お互いに帰り支度をし、オフィスに残る部員に挨拶をしながらドアの方へ向かう。
例のガラス張りの小部屋に部長の姿はなかったけれど、オフィスを出る直前、ガラスの向こうの無人のデスクをなんとなく振り返った私は、“お先に失礼します”と心の中で呟いた。
露子とやってきたのは、会社から歩いて五分の場所にある、多国籍料理のお店。
アジアンテイストで可愛らしい内装と、スパイシーで美味しい料理、そして個室もあるのが魅力で、露子とガールズトークで盛り上がりたいときによく利用している。
今日も女性客でにぎわう店内の程よい喧騒の中を個室に案内され、いつもオーダーしているタイのビールで乾杯した。
ぷはっと気持ちよさそうに息を吐いた露子が、さっそく話を切り出す。