さようなら、初めまして。
RRRR…。
「…はい」
「あ、悠人。連絡してごめんね、あのね、話がしたいの。
虚しかった?ホッとした?腹立たしかった?会って話したい。会って、ちゃんと会って、顔を見て、言いたい事、言いたい」
「…逢生」
「ワーッて言いたかった事、言わなかった事、言いたいの。困らせないから」
「…」
「待ってる。来るまで待ってるから」
…。もうこれが最後だ。綺麗事じゃない、あの日からの事、全部、何もかも、話してしまいたい。気を遣ったりせず。
待ってるとだけ伝えた。悠人なら場所は解るから。私は来るまで待ってるだけ。
カランコロン。
「…何時になるか解らないけど、ずっと待たせてください。居させてください」
「あ、逢生ちゃん、…どうぞ」
ご飯でもなく、神妙な顔をして店を訪れた。
珈琲のお代わりを注文しながら悠人を待った。もう閉店時間になる。…あの日と同じだね。
カランコロン。あ。…違う。……悠人、……。やっぱりもう会うつもりもないかな…。
「…逢生ちゃん」
…奥さん。
「お店、片付けるけど、ドア開けておくから」
あ。
「有り難うございます、ごめんなさい…でも」
もう来ない、諦めろって事だ、営業時間を越えて来なければ来ない。
半分くらいライトが消された。
「奥さん…私、帰ります。心配は要りません、連絡はつくので」
「逢生ちゃん…」
「大丈夫です」
カランコロン。あ。
「逢生!ごめん、遅くなった」
「……悠人」
とにかく良かったと言って、珈琲を入れてくれ、ご夫婦は奥に居ると言っていなくなった。
「悠人、はいって言っただけで、後、何も言ってくれなかったから、…来てくれるかどうかより、今は、安心した」
「逢生…」
「私はね……」
「…はい」
「あ、悠人。連絡してごめんね、あのね、話がしたいの。
虚しかった?ホッとした?腹立たしかった?会って話したい。会って、ちゃんと会って、顔を見て、言いたい事、言いたい」
「…逢生」
「ワーッて言いたかった事、言わなかった事、言いたいの。困らせないから」
「…」
「待ってる。来るまで待ってるから」
…。もうこれが最後だ。綺麗事じゃない、あの日からの事、全部、何もかも、話してしまいたい。気を遣ったりせず。
待ってるとだけ伝えた。悠人なら場所は解るから。私は来るまで待ってるだけ。
カランコロン。
「…何時になるか解らないけど、ずっと待たせてください。居させてください」
「あ、逢生ちゃん、…どうぞ」
ご飯でもなく、神妙な顔をして店を訪れた。
珈琲のお代わりを注文しながら悠人を待った。もう閉店時間になる。…あの日と同じだね。
カランコロン。あ。…違う。……悠人、……。やっぱりもう会うつもりもないかな…。
「…逢生ちゃん」
…奥さん。
「お店、片付けるけど、ドア開けておくから」
あ。
「有り難うございます、ごめんなさい…でも」
もう来ない、諦めろって事だ、営業時間を越えて来なければ来ない。
半分くらいライトが消された。
「奥さん…私、帰ります。心配は要りません、連絡はつくので」
「逢生ちゃん…」
「大丈夫です」
カランコロン。あ。
「逢生!ごめん、遅くなった」
「……悠人」
とにかく良かったと言って、珈琲を入れてくれ、ご夫婦は奥に居ると言っていなくなった。
「悠人、はいって言っただけで、後、何も言ってくれなかったから、…来てくれるかどうかより、今は、安心した」
「逢生…」
「私はね……」