さようなら、初めまして。
約束の日に会えなくなってから、ただ純粋な気持ちで悠人を思っていなかった事を話した。洋食亭に来なくて連絡も全くなくて、自分に出来る限りの事をして捜そうとしなかった事。不慮の事故とか、死んでしまったから来れなかったんだって思う事にして忘れようとした事。
「電話もらって…、迷った。来ないでいようって思ったんだ。…だけど、それだと、また、同じ気持ちにさせてしまうと思って、思い直して、来るだけは来ようって」
「有り難う。だけど、なんか変だね、今回は違う…。来なくて、それは来ない理由が想像できるし、今回は心配というのはなかったかも、なの。捜せるし、連絡取れるから」
「うん…それでも来たんだ。やっぱり、心配だけはさせちゃいけないって。同じ思いは二度とさせちゃいけないから」
悠人…。
「…ごめんね。………私ね、迷いがあったんだ」
「ん?」
ん?て、優しく聞き返すその声、同じ。やっぱり、…同じ。
「悠人だって、偶然見掛けて追い掛けた時ね、最初は悠人だ、悠人に間違いない…必死で…見逃しちゃいけないと思って。……追いついて。そんな時ってどんな状況だって、…普通、悠人に抱きつくものだよね。やっと会えた、見つけたんだから。目の前で、……横から女の子が嬉しそうに来て悠人の腕に腕を絡めたって、そんなの押し退けてだって、悠人っ、て」
「逢生、でもそれは…」
「出来るよ。…するよ、必死だよ。そんな事するのは…、沢山の人目がある、恥ずかしい…だけど、そんな事は、瞬時には思わない。やっぱり気にせず抱きつくと思う。あんなに、冷静に…していられない、それが…」
そう出来なかったのは…。
「心はもう、離れていた、て…」
「…うん、…そうだと思うし、目の前に見えた光景が現実、決定打だった。だから、…ちょっと何?なんて物凄い剣幕で引き剥がすような行動も出来なかった」
何だか…話しながら急に寂しくなった。…そういう事だ。
「…ん」
「好きだった…凄く好きだった」
「うん…」
「ぁ…でも……途切れちゃった。…はぁ。生きてて、会えて、…また悠人…一人になったのに。だからって…なれなくて。何度も諦めたからかな…思ったり諦めたりしてる内に、もう駄目だって、思っちゃったからかな。…悠人」
「もういいよ…俺も、おんなじだから。何だか、今だって、今だからこそ、違う世界に居るみたいだ。逢生はこうして目の前に居るのにな。変わらないのに」
「電話もらって…、迷った。来ないでいようって思ったんだ。…だけど、それだと、また、同じ気持ちにさせてしまうと思って、思い直して、来るだけは来ようって」
「有り難う。だけど、なんか変だね、今回は違う…。来なくて、それは来ない理由が想像できるし、今回は心配というのはなかったかも、なの。捜せるし、連絡取れるから」
「うん…それでも来たんだ。やっぱり、心配だけはさせちゃいけないって。同じ思いは二度とさせちゃいけないから」
悠人…。
「…ごめんね。………私ね、迷いがあったんだ」
「ん?」
ん?て、優しく聞き返すその声、同じ。やっぱり、…同じ。
「悠人だって、偶然見掛けて追い掛けた時ね、最初は悠人だ、悠人に間違いない…必死で…見逃しちゃいけないと思って。……追いついて。そんな時ってどんな状況だって、…普通、悠人に抱きつくものだよね。やっと会えた、見つけたんだから。目の前で、……横から女の子が嬉しそうに来て悠人の腕に腕を絡めたって、そんなの押し退けてだって、悠人っ、て」
「逢生、でもそれは…」
「出来るよ。…するよ、必死だよ。そんな事するのは…、沢山の人目がある、恥ずかしい…だけど、そんな事は、瞬時には思わない。やっぱり気にせず抱きつくと思う。あんなに、冷静に…していられない、それが…」
そう出来なかったのは…。
「心はもう、離れていた、て…」
「…うん、…そうだと思うし、目の前に見えた光景が現実、決定打だった。だから、…ちょっと何?なんて物凄い剣幕で引き剥がすような行動も出来なかった」
何だか…話しながら急に寂しくなった。…そういう事だ。
「…ん」
「好きだった…凄く好きだった」
「うん…」
「ぁ…でも……途切れちゃった。…はぁ。生きてて、会えて、…また悠人…一人になったのに。だからって…なれなくて。何度も諦めたからかな…思ったり諦めたりしてる内に、もう駄目だって、思っちゃったからかな。…悠人」
「もういいよ…俺も、おんなじだから。何だか、今だって、今だからこそ、違う世界に居るみたいだ。逢生はこうして目の前に居るのにな。変わらないのに」