さようなら、初めまして。
「あぁ、はぁ、良かった…」
「逢生?」
悠人がジンさんを見て私を見た。
「あ、えっと…」
「心配した。電話、全然連絡がつかなくなったから。色々、複雑な気持ちにさせてしまったから。慌てて車に乗って来てしまった。だけど…」
「あ、悠人、この人は」
ジンさんが悠人を見た。
「悠人……では、君が、悠人君…なんだね」
「はい…」
…悠人。
「はあぁ、私は、謝らなければいけない。私は杏梨の兄です。杏梨が」
「お兄さん?……凄い奇遇だ…じゃあ、お兄さんが逢生の…」
悠人の顔、曇った。ううん、怪訝そうな顔っていった方がいい。
「ジンさん」
「逢生ちゃん…?」
隠されていた事は言わないでください…。それを言って謝らないで欲しい。
「ぁ、ぅ、ん……私は……、何てお詫びを言ったらいいのか…君を逢生ちゃんから盗るような事を……妹がしてしまって。掻き回すような事をして、その上、別れようだなんて事。二人には申し訳ない事をしました…この通りです」
姿勢を正し頭を下げられた。
「いや、止めてください。この事にお兄さんは関係ありません。…どこまで訊かれているのか解りませんが、事故でしたから。見ず知らずの妹さんにはお世話になりました。中々、記憶が戻らず長期に面倒をみてもらいました。感謝しています。
結果として、煮え切らないような俺の態度に愛想を尽かされたのだと思いますから」
「いや、…しかしその」
「逢生の、つき合っている人はあなたですよね。じゃなきゃ、ここに、こんな時間に慌てて来たりしないですよね。しかも、何だか、今となっては俺達は妙な関係性って訳ですね。
本当だったんだ、逢生」
……。
「……あ。…うん」
「彼が心配して来てくれて…。でも、その心配って、結局は俺に対してって事ですよね。会ってるって思ったから。来てみたら、予想通り二人で居た。このまま、よりが戻ってしまうんじゃないかって。
こんな時間になっても連絡がつかないって、余計心配しちゃいますよね。
……いつから逢生の事、好きだったんですか…本当は妹さんと結託して、俺らを別れさせようってそんな計画だったりして…」
「悠人…」
「はぁ…嘘ですよ。そんな事、思いもしません。安心してください。よりが戻る事にもなりません。
俺達は、もうそれは無理だって確認し合いましたから。ちょっと、これは……し忘れた、するはずだったデートをしてただけですから」
「逢生?」
悠人がジンさんを見て私を見た。
「あ、えっと…」
「心配した。電話、全然連絡がつかなくなったから。色々、複雑な気持ちにさせてしまったから。慌てて車に乗って来てしまった。だけど…」
「あ、悠人、この人は」
ジンさんが悠人を見た。
「悠人……では、君が、悠人君…なんだね」
「はい…」
…悠人。
「はあぁ、私は、謝らなければいけない。私は杏梨の兄です。杏梨が」
「お兄さん?……凄い奇遇だ…じゃあ、お兄さんが逢生の…」
悠人の顔、曇った。ううん、怪訝そうな顔っていった方がいい。
「ジンさん」
「逢生ちゃん…?」
隠されていた事は言わないでください…。それを言って謝らないで欲しい。
「ぁ、ぅ、ん……私は……、何てお詫びを言ったらいいのか…君を逢生ちゃんから盗るような事を……妹がしてしまって。掻き回すような事をして、その上、別れようだなんて事。二人には申し訳ない事をしました…この通りです」
姿勢を正し頭を下げられた。
「いや、止めてください。この事にお兄さんは関係ありません。…どこまで訊かれているのか解りませんが、事故でしたから。見ず知らずの妹さんにはお世話になりました。中々、記憶が戻らず長期に面倒をみてもらいました。感謝しています。
結果として、煮え切らないような俺の態度に愛想を尽かされたのだと思いますから」
「いや、…しかしその」
「逢生の、つき合っている人はあなたですよね。じゃなきゃ、ここに、こんな時間に慌てて来たりしないですよね。しかも、何だか、今となっては俺達は妙な関係性って訳ですね。
本当だったんだ、逢生」
……。
「……あ。…うん」
「彼が心配して来てくれて…。でも、その心配って、結局は俺に対してって事ですよね。会ってるって思ったから。来てみたら、予想通り二人で居た。このまま、よりが戻ってしまうんじゃないかって。
こんな時間になっても連絡がつかないって、余計心配しちゃいますよね。
……いつから逢生の事、好きだったんですか…本当は妹さんと結託して、俺らを別れさせようってそんな計画だったりして…」
「悠人…」
「はぁ…嘘ですよ。そんな事、思いもしません。安心してください。よりが戻る事にもなりません。
俺達は、もうそれは無理だって確認し合いましたから。ちょっと、これは……し忘れた、するはずだったデートをしてただけですから」