死にたがりティーンエイジを忘れない
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センター試験がおこなわれた週末は、二日とも冷たい雨が降っていた。
隣の市にある国立大学の古くて狭いキャンパスが試験会場だった。
受験番号で割り振られた部屋も飲食をするための部屋も、冷たく湿ったすきま風が吹いて、寒かった。
試験の出来がよかったとは思わない。
いつもどおりだ。
最後の一手の詰めが甘くて、得意教科でさえ満点が取れない。
じりじりと焼け付くようなあせりばかりが、強烈に記憶に残っている。
試験の二日目は日曜で、本来なら下宿屋の食事がない。
でも、大叔母は朝ごはんも昼の弁当も作ってくれた。
わたしが食べやすいように、朝は野菜を煮込んだスープ、弁当のおかずも小さなサイズのおでんだった。
夜もおでんがあるよ、と言っていた。
受験番号が遠いから、ひとみとは完全に別行動だった。
わたしはそれでかまわない。
何の不都合もない。
最近、以前にも輪をかけて、誰かと話をするのが面倒くさくてたまらない。
わたしは普通の受験生とは正反対らしい。
たまたま受験番号が近くて一緒に昼を過ごすことになった同じクラスの人がそう言っていた。
「普通、ストレスで甘いものを食べまくるよ。それから、友達としゃべるのだけが救いになる。一人でよく耐えられるね。すっごいやせたし。強いんだね」
どう応えていいか、わからなかった。