死にたがりティーンエイジを忘れない
一人で過ごす癖がついている。
それで何の不自由もないし、自分のことだけで頭も心も精いっぱいだ。
自分に対する感情がポジティブなら、大したナルシストなんだけれど、わたしは逆。
自分が嫌いで、憎くて、うっとうしくて仕方がない。
ネガティブな感情を持て余している。
ほかの何が入ってくる余地もないくらいに。
だから、友達なんかつくれるはずもなくて、不機嫌な無表情を隠すために口元だけで笑ってみせるのが上手になってきた。
受験の一年間で学力は伸びた。
一方で、小説の書き方がよくわからなくなった。
問題を解くための集中と文章を書くための集中では、頭のどのあたりを使うかが違う。
小説の部分が働かない。
ギターもそうだ。
指の動かし方を忘れているだけじゃない。
楽譜を見ても、脳の反応が鈍い。
指先の皮がすっかり柔らかくなっていて、ちょっと弦を押さえるだけで、すぐに痛くなる。
イライラする。
モヤモヤする。
わたしは、前はもっとできたのに。
あせってしまう。
こんな情けない状態じゃ、わたしは生存する価値がない。
わたしはもっとやれるはずで、この能力をここで捨ててしまうのはもったいない。
だから生きている。
そうでしょう?
早く、早く理想に近付かなきゃ。
絶望が完全に追いすがってくる前に。
必死になっていたい。
去年は、何もかも忘れて勉強に没頭することで、一年という時間を駆け抜けてこられた。
今年もその没頭がほしい。
早くほしい。