死にたがりティーンエイジを忘れない


先生たちが話し合って、わたしの親とも話し合った。

わたしは何度か体育大会の練習に出てみたけれど、

整列はうまくいかないままだったし、ムカデ競争の練習で体に触れられると震えてしまった。

どうしようもなかった。

だから欠席が認められた。


わたしは使い物にならないんだと思うと、情けないと同時に、せいせいした。

こんなふうにやり過ごしていけたら、それでいい。


やり過ごす?

いつまで?


体育大会が終わると、すぐに文化祭の準備が始まった。


わたしたちのクラスは、実際のサイズの二.五倍の巨大なドラえもんを作ることになった。

わたしが休んでいたホームルームで決まったらしい。

そして、面倒な役割をわたしがやることも、そのときに決まっていた。


「設計図、作って? 蒼ちゃんなら、頭いいし、そういうの得意だと思って」


勘違いしないでほしい。

わたしは文系だ。

設計図を作るために必要な考え方や知識は完全に理系のものだ。


できない、と言える状況ではなかった。

ドラえもんの材料となる竹や針金や模造紙は、すでに調達の段階に入っていた。


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