死にたがりティーンエイジを忘れない


わたしは中途半端だ、と思った。

今、胃が痛くてたまらない。

でも、拒食症になるほどの苦しみではないし、家の食事はきちんと取っている。

睡眠のバランスはよくないけれど、病院にかかるほどでもない。


本から目を上げると、養護の先生と視線が合った。


「胃が痛いのはね、受け入れてないからよ。心がきちんと苦しみを感じられる状態。苦しいから反発しよう、受け入れるもんかって頑張っている状態。
心が何も感じられなくなって体だけに響くようになると、腸だとか、もっと奥にある内臓が傷んでしまう」


その日、読んだ本の内容と養護の先生の言葉は、妙に深くわたしの中に刻まれた。

今のこの苦しい気持ちのもっと先があるんだと、穴の淵から真っ暗な奥のほうをのぞいてしまった気分だった。


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